パルバティ・バウル 日本ツアー 2023

~ ポロシュポル 魂の出逢い ~

花巻 / 東京 / 那智 / 大阪 / 郡上 〜日本とインドを結ぶ 魂の声に耳を澄ます

公演日程:11月3日(金・祝) ~ 11月18日(土)

予約は下記のPEATIXのページからお願いします。

ただし、東京・慧然寺/岸和田・杉江能楽堂のワークショップは、tomomi.paromita@gmail.com まで予約をお願いします。

花巻・光林寺公演/大償神楽とのインド料理交流会申し込みも、parhana5511@gmail.comへ予約お願いします。

また郡上八幡の安養寺公演は9月15日より090-1994-4647かinouehiroto1983@gmail.comにて予約を受け付けます。

お手数おかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

クラウドファンディング 
2023
始まりました!
インドの吟遊行者 パルバティ・バウルの友人
阿部櫻子監督のドキュメンタリー映画製作支援
今年のツアーが映画になります!

岩手県・花巻市

光林寺公演

11月3日(金)

開場 12:30 

開始 13:00

料金¥3000

時宗 林長山 光林寺

岩手県花巻市石鳥谷町中寺林12-54

 2023年のパルバティ・バウルの日本ツアーは岩手県花巻市の光林寺から始まります。

光林寺は「踊り念仏」で知られる時宗の開祖・一遍上人とゆかりの深い寺です。時宗開祖の一遍上人(12391289)に帰依し、発心して弟子になったと伝えられている一遍上人のいとこである河野通次が弘安3年(1280年)に開きました。

なぜこのお寺から公演が始めるのか、それはある一つのことが気になっているからです。それは「神々を前に人々が舞い歌うこと」です。インドと日本はそれが現代まで残る数少ない国です。

バウルの源流を辿っていくと「チャイタンニャ」というひとりの踊る遊行者が現れます。この方はまるで日本の「一遍上人」のように「神の名を唱え、うたを歌い踊りなさい」といった教えを15世紀に説き、「偉大なバウル」ともいわれて、ベンガル文化に現代まで続く大きな影響を与えました。

 パルバティ・バウルは、その「チャイタンニャ」に関するうたも歌っており、バウル文化とも深い関係があります。そして時宗は日本仏教の中で最もバウルに近いとも言える宗派です。

 神楽が息づき、一遍上人とも深い縁をもつ花巻で、日印の「神々に舞いと歌を捧げる文化」が出会い、その響きと歌ごえに耳を澄ましながら、日印遊行者の魂を祝福して、このツアーの口火を切りたいと考えています。


岩手県・花巻市

大償神楽とバウルの交感公演

11月3日(金)

18:00~

無料公演

大迫・神楽の館

岩手県花巻市大迫町内川目第39地割37-2

インド料理を楽しみながらの交流会

19:15 ~ 20:00

料金¥3000(参加費)

大償神楽とバウルの交感公演とは?

光林寺公演の後、11/3の夜に、早池峰山の麓にある花巻市大迫町に伝えられる早池峰神楽との交感公演が行われます。早池峰神楽には、大迫町大償地区に伝承される大償神楽と、大迫町岳地区に伝えられる岳神楽の二つがあるのですが、今回、バウルと一緒に公演を行うのは「大償神楽」です。

この無料奉納公演は、見に来て下さる方のため、というより主催者側からパルバティ・バウルへの贈物として企画しました。日本にも神々に捧げる芸能“神楽”があり、それが自然を信仰する修行者の手によって継承されてきたという事実を、パルバティに肌で感じてもらいたいからです。

大償神楽の演目は「鳥舞」「天照五穀」「権現舞」など、これぞ大償神楽といった演目を奉納してくださるとのこと。

 パルバティは昼間、ひと公演終えたばかり、夜の奉納公演では歌を2曲ほど、パルバティの歌ごえを満喫したい方は、光林寺の公演をご覧になることをお勧めします。

 無料奉納公演のあとには、インド料理を楽しみながらの交流会があります。花巻の神楽の舞手たちとの交流、そしてパルバティとの交流。他の公演では楽しめない花巻の大迫町という奥深い土地で過ごす時間は、深く心に刻まれることと思います。東京から、ちょっとした旅のつもりでいらっしゃることもお薦めします。

この花巻で行われる大償神楽との交流は、2023年の来日ツアーを象徴する機会になることを願っています。

料理人紹介

インド料理担当: 古積由美子(こづみ ゆみこ)

東京・文京区「yum-yum kade(ヤムヤムカデー)」店主、料理研究家。都内インド・スパイス料理教室にてインストラクターコース終了後、11年間講師を勤める。2016年独立し、「Kumbura(クンブラ)」の名で料理教室を主宰。2019年スリランカ料理を中心としたスパイス発信基地「yum-yum kade」を開店。レストランの他に料理教室、イベントなども開催する。2023年、旭屋出版から「スパイスの可能性」を出版。


東京・門前仲町

慧然寺ワークショップ

11月5日(日)

開場 13:30

開始 14:00~16:30

料金¥7000(定員35名・要予約)

バウル修行の重要な要素として、歌舞いがあります。パルバティ・バウルから直接うたやステップなど、歌舞いに繋がるボディワークを学び、体感を通してバウルの世界を覗きます。

三聖山 慧然寺(ワークショップ&対談)

東京都江東区深川2-22-11 

 

東西線・門前仲町駅徒歩5分 

大江戸線・門前仲町駅・清澄白河駅徒歩5分

半蔵門線・清澄白河駅徒歩5分

パルバティ・バウル×藤田一照(曹洞宗僧侶)対談

11月5日(日)

開場 17:30

開始 18:00

料金¥3000(定員100名・要予約)

パルバティ・バウルが自らの“修行”について曹洞宗の僧侶・藤田一照さんと語ります。

曹洞宗での”修行”は、滝に打たれたり、厳しい山を駆け巡るような特別なものではなく、息を吸うこと、歩くこと話すことなど特別なことではないと言います。

そしてパルバティ・バウルが行ってきた”修行”も「サハジ」(ショホジ)と呼ばれ、自然であることを目標にするものだと言います。

“修行”という現代において見失われた価値を日印二つの国から見つめ直し、その意義や捉え方など”修行”の多元的な価値について深めていきます。

藤田一照(曹洞宗・僧侶) 

 

禅僧。東京大学大学院教育学研究科教育心理学専攻博士課程を中途退学。1983年兵庫県安泰寺(曹洞宗)にて出家得度。1987年よりアメリカのマサチューセッツ州のパイオニア・ヴァレー禅堂の住持(住職)として渡米。2010年〜2018年までサンフランシスコの曹洞宗国際センター所長をつとめる。著書に『現代「只管打坐」講義』(佼成出版社)、『禅の教室』など。11/5東京慧然寺でパルバティと対談予定。

三聖山 慧然寺

東京都江東区深川2-22-11 

 

東西線・門前仲町駅徒歩5分 

大江戸線・門前仲町駅・清澄白河駅徒歩5分

半蔵門線・清澄白河駅徒歩5分


東京・小石川

見樹院公演

11月7日(火)

開場 18:00

開演18:30

料金 ¥4000

見樹院は2018年の来日ツアーでも公演を行った東京・小石川にある寺院、延宝3年(1675年)に開基された浄土宗のお寺です。現在ジュレーラダックというNPO法人の事務所にもなっており、南アジアの仏教文化と深く繋がっています。

 

 バウルはヒンドゥー教、イスラーム神秘主義、そして“サハジャー”と呼ばれる仏教の一派の流れをくみ、仏教文化とも縁深い伝統です。

パルバティ・バウルは、8世紀の修行僧の詩集”チャリャー・ギーティ”(遊行者の歌)に10年近くの歳月をかけて自ら”節”をつけました。詩は見つかったものの、節が失われていたからです。

”チャリャー・ギーティ”の詩の中で見られる”メタファー”や”イメージ”は、少し姿を変えて現代のバウルの歌の中にも、現れていると言います。脈々と仏教の伝統が、バウルの中に受け継がれているのでしょう。

東京での公演は、この見樹院公演と葛飾のシンフォニーヒルズ(アイリス)で行われます。バウルの深い精神性に触れたい方は、見樹院での公演をお薦めします。

東京・文京区 見樹院

文京区小石川3丁目4−14

寺院入口は東側(法蔵院・伝通院側)

都営地下鉄「春日」駅   徒歩約15分 東京メトロ「後楽園」駅  徒歩約15分

JR中央線総武線 東京メトロ東西線「飯田橋」駅 徒歩約20分


和歌山・熊野那智大社 飛瀧神社那智御瀧・無料奉納公演

With

梶原徹也(ブルーハーツ・元ドラマー)

阿部一成(元鼓童・篠笛奏者)

11月10日(金)

開演 13:00〜14:00 (予約不要)

無料公演

那智はインドとご縁の深い土地。4世紀、インドから渡来した裸形上人がこの那智の滝にて修行をし、那智山青岸渡寺を開いたと言われています。今回、奉納公演を行うのは、熊野那智大社の飛瀧神社の御神域です。   ご存知の通り、熊野那智大社は、熊野三山のひとつに数えられています。ひとつは熊野川を御神体とする信仰(本宮)、もうひとつは、神倉山の「ことびき岩」を依代とする信仰(速玉)、そしてこの那智の滝を御神体とする信仰(那智)となっていて、これら3つの自然神信仰の地は、日本の宗教を語る時、欠かすことのできない神仏習合の大聖地です。

バウルは「サハジャ」という「ありのまま」「自然を信仰する修行者」です。パルバティは「サハジャの状態は、空や大地に見ることができる」といいます。しかし、バウルの歌の中では「サハジャは説明ができない、サハジャは経験することしかできない」とうたわれているそうです。

那智公演は日本を代表するミュージシャンと共に、自然を敬う気持ちを込めて、那智御滝に捧げられます。この機会をきっかけに、熊野三山をお参りしてはいかがでしょうか。

梶原徹也(右から2番目)

 

ロックバンド「THE BLUE HEARTS」の元ドラマーであり、日本だけでなくUSA、イタリア、バスク、アルゼンチン、メキシコ、インドネシアなど、世界中で演奏活動を続けるドラム奏者。ロック、和太鼓やダンス、アクロバット飛行機とのコラボ、大塚 愛バンドでのNHK紅白歌合戦出場など、ジャンルにこだわらずパワー全開でドラムを叩いて、爆発する生命エネルギーを伝えている。

阿部一成(一番左)

 

篠笛(しのぶえ)演奏家。

1995年より太鼓芸能集団「鼓童」の活動に参加し、2010年に独立。故郷の愛媛県新居浜市を拠点に、鎮魂・浄化・解放の願いを篠笛に吹き込む。ソロ公演や奉納演奏の他、ダンス・人形浄瑠璃・現代サーカスなど様々なアーティストと共演し、アヴィニョン演劇祭・旧教皇庁での公演など、世界32ヶ国で演奏。オリジナルアルバム「龍の声」「遥かなる風」を発表。


大阪 岸和田

杉江能楽堂公演

11月12日(日)

開場 12:30

開演 13:30

料金¥4000

 

能楽はそもそも春日大社や興福寺などの神事に奉仕していた「猿楽」が原点、神々に献納する芸能として生まれました。能舞台の背面にある板は鏡板と呼ばれますが、そこに描かれているのは、青々と茂る松です。この鏡板に描かれた松に神仏が宿るといわれ、現代の能舞台にも神仏が降臨する依代が描かれています。

また現代演劇でいう「楽屋」は能楽では「鏡の間」といわれ、松の依代がある舞台を「本舞台」といいます。 この二つの間を結ぶのが「橋掛かり」と呼ばれ「あの世」と「この世」をつなぐ「通路」といわれています。

パルバティ・バウルも「自分はパフォーミングをしているのではなく、神々の捧げものとしてうたや舞をしている」といいます。芸能者たちは、あの世とこの世を行き来しているのでしょうか。バウルと能楽に相通じる芸能の源流に思いを巡らせ、大阪最古の能楽堂で公演を開催いたします。

杉江能楽堂

大阪府岸和田市岸城町6-10

南海岸和田駅より徒歩10分


杉江能楽堂 ワークショップ

11月13日(月)

開場13:30

開始 14:00 

料金¥7000(定員35名・先着順/要予約)

バウル修行の重要な要素として、歌舞いがあります。パルバティ・バウルから直接うたやステップなど、歌舞いに繋がるボディワークを学び、体感を通してバウルの世界を覗きます。

杉江能楽堂

大阪府岸和田市岸城町6-10

南海岸和田駅より徒歩10分


杉江能楽堂 対談

11月13日(月)

With

梶原徹也(ブルーハーツ・元ドラマー)

阿部一成(元鼓童・篠笛奏者)

開場 17:30

 開始 18:00 

 

料金¥3000(要予約)

 対談の前半には、パルバティ・バウルによるバウル談義。バウルについて、バウルの哲学について、歌の意義などについて語ります。彼女が語りに専念するのは、今回の日本ツアーでもここだけ。

後半はブルーハーツの元ドラマー・梶原徹也さんと元鼓童の篠笛奏者・阿部一成さんとの対談。お二人は日本中の聖地で演奏を奉納されています。音楽とは?演奏を奉納するとは?それぞれ音楽と共に歩み、生きてきた3人の旅路が交錯する、日印音楽談義。

 

 

杉江能楽堂

大阪府岸和田市岸城町6-10

南海岸和田駅より徒歩10分


郡上八幡・安養寺公演

11月15日 (水)

開演19:00 

料金¥4000 (要予約・当日¥4500)

特別ゲスト出演予定

郡上市は長良川の上流域に位置し、清流と郡上おどりの町として知られています。2022年には郡上おどりがユネスコの無形文化遺産に登録され、自然と芸能の町としてその存在感をさらに高めています。2018年のパルバティ・バウル来日時に続いて、今回も特別ゲストをお招きして公演を予定しています。


東京・葛飾シンフォニーヒルズ(アイリス)公演

11月17日(金)

開場 18:00

 開演 19:00 

 

料金¥4000(要予約・当日¥5000)

日本での最後の公演は、唯一のホール公演となる東京葛飾のシンフォニーホール(アイリス)。アイリスホールは本格的なオープンステージ形式を採用し、舞台と客席が一体感を得られるように設計されており、パルバティの歌と舞、音の世界を堪能するには、最高の音楽環境です。

かつしかシンフォニーヒルズ

アイリスホール

東京都葛飾区立石6丁目33−1


東京・門前仲町/慧然寺ワークショップ

11月18日 (土)

開場 13:30  開始 14:00

 料金¥7000(定員35名・要予約) 

バウル修行の重要な要素として、歌舞いがあります。パルバティ・バウルから直接うたやステップなど、歌舞いに繋がるボディワークを学び、体感を通してバウルの世界を覗きます。

三聖山 慧然寺

東京都江東区深川2-22-11 

 

東西線・門前仲町駅徒歩5分 

大江戸線・門前仲町駅・清澄白河駅徒歩5分

半蔵門線・清澄白河駅徒歩5分

Parvathy Baul Japan Tour November 2023 

 

Parvathy Baul Japan tour 2023 “Poroshpor” is planned in November with concerts, workshops and interactions with practitioners from different traditions and genres in Japan. It is a part of her Baul Madhukori “honey gathering” journey sharing Baul wisdom and prayers while receiving contributions to hold the tradition.

 

The organising team is a handful of people with limited resources and please be understanding that our announcements will be made almost exclusively in Japanese language and our focus will be communicating primarily through Japanese language, while email communications will be available in English too.

 

*Limited seats available; all reservations starts from 4th August 2023 only. 

 

Program schedule:

 

November

3rd(Fri) Hanamaki, Iwate prefecture

  concert at Kourin-ji temple  op12:30 st13:00 ticket ¥3000

 

3rd(Fri) Hanamaki, Iwate prefecture

  Interaction with Hayachine Otsugunai Kagura at Kagura-no-Yakata

  followed by dinner (South Asian food) 18:00~Food ticket ¥3000

 

5th(Sun) Tokyo Koto-ku, Enen-ji temple

  WS op13:30 st14:00~16:30 ticket¥7000

  dialogue with Zen monk Issho Fujita op17:30 st18:00 ticket ¥3000

 

7th(Tues) Tokyo Koishikawa, Kenju-in temple 

  concert op1800 st18:30 ticket ¥4000

 

10th(Fri) Nachi shrine in Wakayama prefecture; Musical offering to the waterfall along with Tetsuya Kajiwara (former drummer of THE BLUE HEARTS) and Issei Abe (ex Kodo bamboo flutist)

 13:00~14:00 (no ticket/reservation needed)

 

12th(Sun) Osaka Kishiwada, Sugie Noh theatre

  concert op12:30 st13:30 ticket ¥4000

 

13th(Mon) Osaka Kishiwada, Sugie Noh theatre 

  WS op13:30 St 14:00 ticket ¥7000

  dialogue with Kajiwara san and Abe san op17:30 st18:00 ticket ¥3000

 

15th(Wed)Gujo-Hachiman, Gifu prefecture 

  concert at Anyo-in temple st19:00 ticket ¥4000(door ticket ¥4500)

 

17th(Fri)Tokyo Katsushika symphony hills

  concert op18:00 st19:00 ticket¥4000(door ticket ¥5000)

 

18th(Sat)Tokyo Koto-ku, Enen-ji temple

 

  WS op13:30 st14:00 ¥7000