こちらの映画は下記のリンクから有料でご覧になれます。
2024年に東京UPLINKなどで上映されたPART1になります。
上映時のタイトルと異なりますが、内容は同じです。
https://vimeo.com/ondemand/thepath/395191489
sakhipro23&gmail.com
(何か質問などあれば、&を@に変更して、送付ください。よろしくお願いいたします。)
インドのバラモンカーストに生まれた一人の女性が
その地位を捨て、バウルという歌と修行の道に生きることを決意した。
パルバティの圧倒的な歌ごえは魂を魅了し、深く鳴り響く。
【インドの吟遊行者の半生を捉えた音楽ドキュメンタリー作品】
本作の主役は「バウル」と呼ばれる吟遊行者になった女性パルバティ・バウル。この作品は「吟遊行者の友人である監督の目線で紡ぐ物語」です。パルバティがまだバラモン階級のひとりの少女に過ぎなかった頃、彼女と監督はルームシェアをしていました。そんなパルバティが、高いカーストを捨て、突然吟遊行者になりました。そして26年後、彼女の来日公演決定の知らせを聞いた監督は、彼女の行者への道のりを明らかにするために、映画の製作を決めました。来日公演の撮影はもとより、パルバティの西ベンガル州にある行の拠点にも足を運び、現在の吟遊行者「バウル」の文化背景にも触れています。
パルバティ・バウルは歌唱力と表現力を世界中で評価され、2023年11月に再び来日公演を予定しています。
この映画は数少ない現代に生きる「吟遊行者の半生を捉えた音楽ドキュメンタリー」です。
【ストーリー】
〈物語の始まり〉
パルバティ(当時の名前:モウシュミー)は芸術大学の受験に失敗。バラモンとはいえ、裕福ではなかった彼女は、浪人して来年の受験に備えるため、見ず知らずの外国人、阿部櫻子にルームシェアを申し込む…
〈風狂の吟遊行者・バウルの修行〉
しかし合格した大学は吟遊行者になるために退学。師匠に弟子入りするが、習ったのは1年に1曲だけ。次に弟子入りした師匠は1日に44曲も教えた。そして物乞いという試練…。「気が触れた」という意味を持つ「バウル」の修行を、パルバティは、東京、京都の公演のなかで語り始める。
〈バウルへの道のり/バウルの源流・8世紀の仏教詩を歌う〉
ヒンドゥー、イスラム、仏教の影響を受け、カーストも否定するバウル。郡上公演ではパーカッショニストの土取利行と共演を行い、自ら曲をつけた8世紀の仏教詩を舞い歌う。次第に「風狂」といわれるバウルへの道のりが紐解かれていく。
拍手する必要はありません
私は公演をしているのではなく
心の声を歌っています
「The Path 」より
【監督・阿部櫻子コメント】
30年前、私が留学していたインドの家に突然15歳の少女が現れました。「ルームシェアをさせて」と話した魅力的な少女は、世界中で公演を行う吟遊行者「バウル」として名前が知られるようになりました。当時から歌がうまかった彼女は、歌だけでなく “心“にもみがきをかけていました。そして2018年に彼女の来日公演が決まった時、「バウル」について何も知らなかった私は、来日中の全行程を撮影し、映画にすることに決めました。彼女の歩んできた「バウルへの道」を知るためでした。今回の上映で、「風狂」といわれるバウルの生き方と彼女の「歌」の魅力が伝われば本望です。
出演/音楽 パルバティ・バウル 土取 利行 監督・制作:阿部 櫻子 原版画:パルバティ・バウル ラヴィ・ゴーパーラン・ナーヤル 撮影:毛利 立夫 井生 明 遠藤 協 阿部 櫻子 撮影助手:毛利 恵太 サウンドデザイン&ミックス:吉田 茂一 録音:須藤 力 ナレーション:阿部 櫻子 編集:田中 藍子 阿部 櫻子 アシスタントプロデューサー:井生明 ベンガル語 ヒンディー語 翻訳:パルバティ・バウル スディップ・シンハ ラヴィ・ゴーパーラン・ナーヤル 阿部 櫻子 パロミタ・友美 英語翻訳:パルバティ・バウル 阿部 櫻子 スチュアート・ダルジール パロミタ・友美 ロゴデザイン:阿部 大二朗 宣伝デザイン:村松 辰哉 題字:沢村澄子 ショナトンダスバウル資料映像:チャールズ・スタイナー(ヴァガバンドビデオ)
©︎サキプロ2019年/日本/76分/ステレオ/16:9カラー/ドキュメンタリー/配給・宣伝サキプロ