古来 人間には二種類あるという。
“修行者”と“それ以外”
両者の間に流れるといわれる黄金の河。
バウルは8世紀からインド・ベンガルに受け継がれる
“修行”の伝統をもつ吟遊行者。
彼女が発する“歌ごえ”は、修行に裏打ちされた“いのちの顕れ”。
渡河した者だけが知る豊穣な世界の在り処を、彼女はその“歌舞”から示してくれる。
圧倒的な存在感と響く歌ごえ、それはひと筋の光となって私たちの心を照らし出す。